学歴
・大阪府立生野高校卒業
・東京大学 法学部卒業(法学士)
・東京大学 大学院 法学政治学研究科修士課程 修了(法学修士)
取得資格
ITコーディネータ、システム監査技術者、システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、個人情報保護士、漢字能力検定1級、国連英検A級、数学能力検定(TOMAC)最上級
多数の難関資格に一発合格を果たす
主な活動歴
東京大学大学院での研究の傍ら、進学塾・予備校での英語科及び世界史・日本史講師として難関大学への合格者を多数輩出する。
2008年ごろより自らの経験に基づき、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語などの学習書、資格試験取得マニュアルにて研究成果の発表に着手する。
目下、プロジェクトマネジメントの観点からの一般的学習法、類似言語体系に属する言語の比較学習法の開発、比較法制度史研究を会社勤務の傍ら、ライフワークとして行っている。
現在、大手上場企業に在職中。
著者からのメッセージ
まだ私がフランス語を自信を持って話せなかったときのことです。
フランスからの来客があり、会社の入り口に掛かっている1枚の絵に興味を持たれている様子でした。少し迷いましたが、私は思い切って絵の前のお二人に、フランス語でちょっとした絵の来歴をお話ししてみました。「仕事に直接関係あるわけではないから、失敗しても問題はきっとないだろう。」そう腹を決めて、思いきって話しかけてみたのです。結果、しっかり話は通じ、理解してもらえました。発音もまだまだで片言だったと思いますが、フランス語であっても「話せば通じるものだ」ということを実感できました。
例えば外国人の旅行者が一生懸命にたどたどしい日本語で助けを求めてきているときに、あなたは無視するでしょうか?発音が多少間違っていても、文法がちょっと間違っていても、懸命に相手の言いたいことを聞き取ろうとすることでしょう。そしてこのような気持ちは万国共通ではないでしょうか。よくフランス人は、理屈っぽくて、英語が話せてもフランス語しか話さないなどと、その頑固さが伝説のように伝えられますが、やはりフランス語で話しかけてくる外国人に対しては、このフランスからの来客のように一生懸命聞こうとするのです。
先ほどの話には実は後日談があります。私はすっかり気をよくして、大学院時代のフランス人の友人に連絡を取り、いつもは日本語と英語で話していたところをフランス語で話してみました。やはり彼女はきちんと聞き取ってくれます。しかも「フランス語がお上手ですね。」というお世辞まで言ってくれます。ますます私は気をよくしました。
しかしです。
しばらく経ってから彼女と話をしたときに、聞き取ってはくれますが、はっきりと一言「あなたのフランス語は前回から上達していませんね。」と言われてしまいました。さすがフランス人。フランス語についてはやはり厳しいようです。私はそれからフランス語も含めて、定期的に基本知識の復習を欠かしたことはありません。その甲斐もあって、今回「松平式フランス語のおぼえ方」を自信を持って公開できるに至りました。
この教材はフランス語学習の入り口に過ぎないかもしれません。しかし、正しい入り口から入っていきさえすれば、たどり着きたい目標には到達できるものです。
今度はフランス語の学習を気軽な気持ちで始めてみませんか?
「松平式フランス語のおぼえ方」 著者 松平 勝男